マイムの楽しみ (2)

マイムを説明するのに無言劇といったりしますが、誤解されやすい言葉かなと思います。
台詞のあるお芝居を耳をふさいで観たらマイムか?喋らないお芝居がマイムか?
多分それはよくわからない不自由なものになると思います。マイムにはマイムの語り口(技術、構成、演出)があるのです。
マイムにおいては喋らないことが大事なのではなく、動きで語りたいがため、あえて口をつぐむのです。
だとしたらダンスとの違いは何でしょう?
同じように身体の動きをメインとする表現です。
絵画に例えるなら、ダンスは抽象画、マイムは具象かなと思います。
よくわかんない例えかな。
とはいえそんなことは演じる側が意識すればいいだけで、見る側は余計な先入観なしに楽しんでもらえればいい。それが出来ないものは失敗作だと思います。
ただしマイムは観客に想像力を要求します(想像力を喚起する魅力こそ演者に必要なのですが)。たいてい舞台の上には小道具も凝ったセットもなく演者がいるだけです。そのあたり落語に近いものがあります。
観てくれるお客さまがいて、その想像力の上に初めて完成する。
マイムとはそういうものだと思います。

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